陽転スポーツ!

今日は久しぶりに、タマスの卓球道場にいって3時間たっぷり卓球をしてきました。

私が卓球が大好きなことは、ある一部の人たちにとっては有名な話なのですが、大体の世の中の人にとっては何の関係もありません。

タマスというのは世界一の卓球メーカーなのですが、なぜ私が卓球をすることになったかというと、今から10年ほど前に、京都でスポーツ用品店の全国大会があり、そこで私が講演をしたのです。講演の後、懇親会があり、その中で、ある人が「先生、卓球されませんか?」と声をかけてこられたのです。

その男性はタマスの社長さんでした。

私は小学生のころ、休み時間に卓球をして結構楽しんでいたのですが、中学ではブラスバンドをやっていたために、卓球部には入りませんでした。

あの暗い暗幕の中で、これまたダサいウエアに身をつつみ、これまた地味に球を打っていうる姿こそ、私にとっては「憧れ」ではありましたが、後々になって「昔卓球をやっていたらよかったなあ」という素朴な後悔として私の心の中にありました。 

というわけで私は二つ返事で「いきますいきます」といって、次の週東京の阿佐ヶ谷にあるタマスの本社の道場にいそいそとでかけていったのです。

まあ卓球の総本山みたいなところなのでワクワクしましたが、その時相手をしてくれたのが70過ぎのおばあちゃんでした。私は心の中で「なんでこんなおばあさんとやるねん」とツイッターしていたのですが、いざ練習が始まってみると、そのおばあさんの球が速くて速くて全く見えないのです。

もうビューんという感じで、松田優作ではありませんが「なんじゃこりゃ」という世界でした。

しかしここから卓球にハマるのです。毎週いそいそと道場に通い、いろいろ工夫に工夫を重ねていきますと、どんどんとうまくなるのです。

そして趣味が嵩じて、いつのまにか、全日本卓球女子のチームに講演にいったのです。

「おおお目の前に生愛ちゃんがいる!!!おおおお生石川佳純が私の話を聞いている!」ということで、興奮度クライマックスでした。

しかし今思い返しても、彼女たちの聞く姿があまりにも集中力が高くて、驚いたのをありありと思い出します。

そしてさらにあのリオ五輪で銀メダルをとった水谷隼選手と練習試合をするという、それこそ卓球好きの面々にとっては、「うらやましい度10000%」の体験をすることができました。しかもスコアは『11対8』でした。無論私の負けでしたが、8点獲得ですよ。すごいでしょ。なんですって!「ハンデを8点もらったんじゃないか?」とは失礼な。
0対0からです。ふふふふふふふ!少しは見直しましたかな?

しかし水谷選手の名誉のためにいっておきますと、「サーブは取れるサーブにしてね!というのと、打ち込まないでね!」というルールのもとでの戦いでしたから、私としては安心してやり放題でした。まことにまことにありがたい思い出です。

かつてはタモリによって卓球は「根暗スポーツ」として蔑まれていましたが、今やそんな暴言を吐く御仁はどこにもおりますまい。

私が卓球をやる限りにおいては「陽転思考」でこれを全国に広めるというミッションがあります!
そう、「陽転スポーツ」です!!

今私は着々「卓球大好き菌」を全国に、いや全世界にばらまかんとして日夜努力をしているのであります。

私に触れると、あなたは知らないうちに卓球菌におかされることになるでしょう。十分注意をして近づいてきてください。

それではまた明日!