「忙しい」と思ったら

今日、企業の管理職研修をしているときに、多くの人が二つのことを悩んでいるということを語ってくれました。

その一つが、「時間がなくて、パンパンです」ということを語るのです。
確かに聴いていると、時間がなくて、悩んでいるみたいです。
しかし、時間はだれでも24時間、それは変えられません。とするなら
それに対する対処の仕方は、自分の仕事の量を減らすか、あるいは人に振るか、
あるいは自分の能力を上げ、生産性を高めるかということしかないわけです。

しかし実は、忙しいという心の状態を考えてみると、それは「やることがいっぱいあるというのが忙しい」というのも間違いないのですが、実はそれよりももっともっと大切なことは、「何かをやっているときに、別のことをしなくては行けない」という意識が心の中をよぎるのが、本当は忙しいということの正体なのです。

AをやっているときはAをやり、Bをやっているときは Bをやる。そしてそれ以外のことを考えないと決めると、いそがしさというものは断然軽減します。
私が日々やっていることで、とても役にたつテクニックとして、前日に明日自分がすべきことを、「6つ」書き出し、それに順番をつける。ここでいう順番というのは重要な順番ではなく、時間的にやるべき順番をさします。

そして一つ一つやったあと、1日たってできなかったことはきれいさっぱりわすれる。そして次の日やるべきことをまた一から「六つ」書き出し実行する。
これを日々繰り返すのです。
そうすると不思議なことに忙しさというものから解放されるのですが、私もこれをするようになってから、いわゆる「忙殺」されるということが、ほとんど心の中からなくなったような気がします。

この方法を噛み砕いて30分ほどお話したところ、みなさん「今までの、時間との戦いノプレッシュアーがなくなりました。」と笑顔で答えておられたのがとてもとても印象的でした。
また昨日みなさんには「仕事や人生の課題」を洗いざらいあげていただいたのですが、今日は、ほとんどすべてが解決したようで、1日目の難しい顔が最後ははれやかな顔になっていました。
研修の最後、みなさんのスタンディングオベーションのなか、私は手を振って意気揚々と会場を後にしたのでした。

夜は新宿で、いっぱいやる時間です。私が大好きなビールはサントリーのプレミアムモルツ・マスターズドリームです。
あっ、これはみなさんに、私が「欲しい!!!!」というアピールをしているわけではありません。ただ、貰えるものを拒むものでもありません。
あっ、それから今日の企業のみなさんの二つ目の悩みについては、また明日。

さて明日も1日良き日になりますように!