陽転思考

陽転思考が人生の夢の扉をひらく

陽転思考とは

私がこの30年間一貫してみなさんにお伝えしてきたことがこの「陽転思考」という考え方です。

松下幸之助翁は、貧しく、学歴もなく、健康でもないという無い無い尽くしの中から、いわゆる成功者になりました。
その最も大切な考え方が「陽転思考」という考え方です。

プラス発想やポジティブシンキングという表現をよく耳にしますが、「陽転思考」は単に元気に明るくという考え方ではありません。
「陽転思考」とは、「人生に起こるあらゆる出来事をあるがままに受け止め、感謝の心を抱きつつ、ベストを尽くして生きる」という考え方です。

もちろん「陽転思考」で生きたからといって、人の悩みが消えるわけではありません。また不可能なことがなくなるわけでもありません。
しかしこの「陽転思考」を身につけることによって人生のあり方は大きく変わります。
その姿を私はたくさん見てきました。人の人生が大きく好転し、企業や組織がみるみる発展する。それらを目の当たりにすることはとてもワクワクする出来事でした。

かつて「ありのままで」という言葉が流行ったことがありますが、私たちが自らをマイナスの言葉で縛り、その可能性を封印してしまっているとしたら、それは決して「ありのままで」ではないと思うのです。

よく、コップの中に入っている水を見て「半分もある」と見えるか「半分しかない」と見えるか、それによって人生が決まるということが言われますが、この「陽転思考」は、深く掘り下げていくことで人生の扉が次々と開いていきます。

かつて松下幸之助翁は、「人生の中で素直になることが最も大切なことや」とおっしゃっていました。しかし素直になることに対し松下翁は「素直になりたいと30年心から念じていたら素直の初段になれる。そうすると物事が大体ありのままにみえるようになる。そしてまた30年すると二段になる。五段になったら神様やな」といって笑っておられました。

とするなら、私たちも「陽転思考」の初段になるためには、30年思い続けなければならないということでしょうか。
私も今年で「陽転思考」をお伝えして30年、ようやく初段になったかなと思うのですが、天国から松下翁の「お前はまだまだ5級ぐらいやぞ!」というお叱りの声も聞こえてきそうです。

まだまだ私の人間学探求も道半ばです。

あなたも是非この「陽転思考」探求にご一緒していただければ幸いです。

小田全宏