それにしても運がいい、そして北海道

昨日から北海道でアクティブ・ブレイン・セミナーをしていますが、それにしても僕は運がいいなあとつくづく思います。

23日に北海道に来て24日に東京に戻り、26日にまた北海道に来たのですが、25日から北海道は大変な猛吹雪になると聞いて、いささかびびっていました。
結局25日は猛吹雪だったもののの、26日はなんということはなく雪は止み、無事千歳について多分29日も無傷で帰れそうです。

今まで6000回講演や研修をやってきて一回も穴を開けずにやってこれたのは、まさに感謝以外の何物でもありません。

しかし、思い起こせば恐ろしいこともありました。今から14年ほど前のある朝、テレビを見ていると、北海道の千歳空港で旅客機同士が激突する危険があったというニュースが流れていました。
その日、千歳空港が吹雪で全く前が見えなかったそうですが、全日空機が離陸しようとして滑走路をぎゅーんと加速していったところ、なんとその滑走路の前にJAL機が止まっていたというのです。

気が付いた管制塔は「止まれー!!!」と緊急停止を命じ、全日空機は急ブレーキをかけ、まさにぎりぎり日航機の手前数メートルで止まったというのです。

もし管制塔が気がつかなかったら、数百人の乗客は軽傷では済まされなかったことでしょう。
僕は「うわーこれは大変なことだなあ!」と思ってテレビを見ていたら、その事件があった日の日付を聞いて「何?」となったのです。

そのニュースが放送がされていたのは、その事件があった日から一ヶ月後のことで、よくよく聞くと、実は実は、僕がその「全日空機」に乗っていたことが判明したのです。

記憶をたどると、確かにあの日千歳空港で飛行機が離陸するときに急ブレーキがかかって急停車し、そしてしばらく滑走路をゆっくりと回った30分後何事もなかったようにまた飛びたっていったのです。

乗客は一瞬「なんだなんだ」と騒然となったのですが、特になんのアナウンスもなかったので、僕たちは全く実情をしらないまま羽田に着いたのでした。

もっとも「今ぶつかりそうでした!」とアナウンスされても、それはそれで問題ですがね…

僕は、その飛行機に乗っていたことを知った瞬間に鳥肌が立ちました。「うひよーーーーー!!!」
もしあのとき僕の乗っていた飛行機がぶつかっていたら、それですべてが終わりだったかもしれません。

その意味では今生きているのは、ある種おまけみたいなものですね。
僕たちが今生きているのは、それこそそういう見えない「幸運」の積み重ね以外の何物でもないと思うのです。<br />

これからどれくらい生きられるかわかりませんが、とにかく生きている一瞬一瞬を大切にして生きたいなあと思う今日この頃であります。

というわけで今日も良き1日を!

ごきげんよう!