今日は久々に歌舞伎を見にいきました。
丁度ジャパンスピリットの本を書いていて、日本文化の中で歌舞伎も紹介していましたので、久しぶりに見られてよかったです。
能は私の友達が大学生のころ、「おい今度人間国宝がくるから見よう」といって見に行ったのですが、私は3分間で完全にあの世にいってしまい、舞台の帰りにその友人が「すごかったなあ。どう思う」と聞かれ全くどう返答していいかわからなかったという苦い思い出があるのですが、しかしこの歌舞伎は全く違います。
実に面白い。話の流れといい、演技といい、声といい、実に心にしみいる舞台でした。今日の主役はあの香川照之さんでした、歌舞伎での名前は「中車」というのですが、実に渋い味を出していて引き込まれました。
また中村勘九郎さんの息子の勘太郎君も7歳ながら実に堂々たる舞台で、やはり伝統芸能はすごいものだなあと感じたものです。
みなさんも歌舞伎というといささか敷居が高いと感じますが、食わず嫌いせずに是非行ってみて下さい。
また新たな世界が広がると思います。
その後、これまた明治の時代に日本の国民食であるカレー発祥の銀座「ナイルレストラン」で、名物の「ムルギーランチ」を食べました。
いわゆる日本の「カレーライス」とは全く趣が違うカレーですが、とにかく
ここから日本のカレーがはじまったのです。
そしてハウス食品などが、あの「固形のルー」を開発し、各家庭でも当たり前のようにカレーがたべられるようになりました。
日本ではそれがいろいろな変化をみせ、北海道のスープカレーなど、はじめは「カレーの水っぽいもの」ぐらいの認識だったのですが、札幌でおいしいお店を選んでいきますと、実にカレーとは全く違う風情で「美味美味」となります。
カレーはあの札幌農学校のクラーク博士が学生に「諸君カレーを食べたまえ」と勧めたので、日本に拡がったのだとか、海軍でカレーが軍隊食として完成したので日本に広まったとか、いろいろな説がありますが、とにかく私もカレー好きの一人です。
どのカレーがおいしかったですかって?
それはね、それはね、それはね、秘密です!!
明日はもうすぐ締め切りの原稿を必死で書かねばなりません。