昨日僕は一ヶ月ぶりに実家に帰りました。
考えてみると30日に彦根の実家に行くというのはこの何十年なかったような気がするのですが、びっくりしたのは東京駅の超超超大混雑でした。
東京駅構内すべてがまさに立錐の余地がないくらいの人で溢れかえり、「日本人はこんなに多いのか!!」と仰天していました。
さらに驚いたことは、僕が東京駅の構内をトコトコと歩いていると、その大混雑の中で3人の人が「小田先生ですか?」と声をかけてこられたことです。
「私○○です。その節はお世話になりました!」と言われても、思い出せない人もいて汗汗汗であり、こちらも「ああ久しぶり、その後どうですか?」などと適当に話をしていたのですが、なんといっても僕は一応「記憶力の先生」ですからね。忘れましたとは言えません。面目保つのに大変です。
さて、一年を振り返ってみると、今年は僕の父親が施設に入り、母は今家で一人暮らしになりました(これもみなさんには関係はありませんが・・・・・)。
父親が入っている施設は実家の近くにあるのですが、とにかく職員の人たちが一生懸命していただいて、父親はいたって満足そうであります。
正直にいいますと、父親は家にいる間はとにかくいつも不機嫌そうで、人の悪口や文句を吐き散らし、僕としては、「陽転思考の小田全宏の父親がどうしてこうなのかしら?」といつも不可解だったのですが、今は90歳にしてご機嫌生活を満喫しているようです。
僕がいくと、1時間ほど話しをしている間ずっと僕の手を握り続けて「ありがとうありがとう」を連発しています。そして僕がお土産にもっていったお菓子を「おいしいおいしい」といってむしゃむしゃ食べています。
人間90歳にしてキャラが変わってしまったようです。
また母親は本当に気丈な性格で、それこそ聡明で活動的な女性ですが、やはり日に日に弱っていっているのを感じます。
それでも頭はしっかりしているようですが、足が思うように動きません。もうすぐ歩けなくなるのも時間の問題だなあと思います。
本人としては「最後まで誰の世話にもならない!」といって、娘や家内の世話を拒否しています。
実際には、そうも言っていられないでしょう。
僕はどんなに忙しくても、毎日3回せっせと母に電話をしていますが、来年はある種僕は覚悟しているところです。
まあ90歳も生きて、本人も「思い残すことはない」と言っているので、「母ちゃん大好き」の僕としても、最後悔いのないようにしておきたいと思っているところです。
今年も今日で終わりです。
思い出すのは、いろいろな人にお世話になったなあということばかりです。
今年も全国を飛び回り、「小田くん今年も頑張ったね!」といささか自分の頭も撫でてやりたい気分ですし、それこそ「大変なこと」や「つらいこと」「腹の立つこと」もあったかもしれませんが、すべて忘れました(記憶の先生ですが、そのあたりは都合よくすっぺり忘れます)。
そして楽しいことのみ記憶に蘇ってきます。
来年はどんな年になるやら?
是非来年も僕と仲良くしてくださいね!
それではどうぞ良い年をお迎えください!
今年最後の今日も良き1日を!
ごきげんよう!