6月15日というのは、弘法大師空海が生まれた日です。しかし14日が日曜日なので、1日早くお祝いの会をやりました。お寺に60名くらいの方々が集まって法要をしたあと、1時間ほど特別講演を行いました。
その後、場所を大ホールに移し祝賀会です。今回特別ゲストとして小野龍光さんをお呼びしました。
小野さんは、この数年前まで、IT業界に身を置き、いくつもの会社を立ち上げ数百億をこえる企業に成長させてこられました。しかし、それらの経営活動を行う中、次第に心がすり減り、生きる希望を失っていかれました。
そしてご縁でインドにわたり仏教に触れ、今までのすべての資産を手放し、新しい人生を再スタートしたのです。
小野さんは言います。「私の知り合いにも、何千億ももちながら『死にたい、死にたい』『生きる希望や夢がない』と語る経営者の方もいます。お金では人は幸せにならないのですね」と。
実際にITの世界でビジネスを戦い抜いていくのは並大抵のことではないでしょう。しかし一つの目標が達成できたら、確かに脳内にドーパミンはガバッとでますが、次の瞬間その喜びは消えてしまいます。そしてさらに、もっともっと脳内でドーパミンがでるようにと思い、さらに高い目標を設定する。その繰り返しにより疲弊してしまうのです。
真の心の平安をもとめて、龍光さんは、今僧として全国を飛び回っておられます。
私も、今日尊いご縁をいただき、心がほっこりしました。
お大師様のお誕生祝いの日に、こんな出会いができたことを感謝します。

