知之者不如好之者 好之者不如楽之者

今日は新年3日目!
世の中的には未だ「お屠蘇気分」でしょうが、僕は早速昨日から台湾に来ています。
この数年本当に台湾によく来ます。今回も早速台湾で研修に入ります。

元旦に再び実家に帰り、そして多分この25年くらいの間ではじめて、「父と母と僕」との三人で、実家で元日に「おせち」をつまみながら食事をしたのでした。

これは、母が「どうしてもそうしたい!」と30日に言い募ったので、いろいろやりくりをしてなんとか実現しました。
母はいたく喜んで「こんなことは初めてや!」「これが最初で最後や」と何度も言っておりました。

母親の弱り方を見ていると、この言葉にはなるほどそうかもしれんなあという感じがします。
両親とも90歳です。よくここまで生きたと思いますね。いろいろ「ぐちゃぐちゃ」文句を言いながらも、寝込まずに頑張って生きてきたことに対して僕は本当に感服しています。

そしてこれからの老い先短い両親の残りの人生が「安心」に包まれたものであることを願わずにはいられません。
しかしこればかりはわかりません。人の一生というのはなるようにしかならないものなのでしょう。

あとは、その人生と運命をどのように受け止めることができるかということに尽きると思います。
などと言っていても自分の人生もどうなるかわかりません。
その意味でも1日1日を大切にしていかなくてはならないと思っています。
今年も頑張ります。

昨日、台湾行きの飛行機から、ふと外を見ると窓から富士山が見えました。
日本のアイコンであり、また日本の守り神のような富士山に「今年も世の中が平和でありますように!」と祈らずにはいられませんでした。

台湾に着いてすぐ、正月ということで「孔子廟」にお参りにいってきました。
今年も学びの年にしたいと思っています。

論語の中にこんな言葉ででてきます。

「知之者不如好之者、好之者不如楽之者」
「これを知る者はこれを好む者にしかず。これを好むものはこれを楽しむものにしかず」

訳すまでもないですが「ただ知識を身につける」という作業は、「積極的に好んで学ぶ」という人には及ばない。しかし「積極的に勉強する人」も「勉強を楽しんでする人には及ばない」ということでしょうか?

例えば、英語を勉強する場合に「いやいや勉強する」という態度よりも「よし今度の試験で良い点数をとろう」「英語がうまく話せるようになろう!」と決意して勉強する人の方がいいに決まっています。

しかしその上に「とにかく英語が好き。とにかく英語を勉強したくてたまらない」という人にはかなわないということなのでしょう。

昨年からいっている「ハマる」という感覚に近いのかもしれません。
ということは、孔子はもしかしたら、いまの「オタク」達を見て、「それでええよ!!」と言うかもしれませんね。みなさんも今年は何かに「ハマりましょう!」

夜はアクティブの台湾講師陣のみなさんと一緒に、台北でも穴場の台湾料理店で大盛り上がりで、そのあと夜市に行ってホテルに帰りました。

それでは今日も1日良き1日を!

ごきげんよう!