今日は尾道で研修をして新幹線で帰って来たのですが、みなさんまたまた大変喜んでいただいてとても気持ちが良い1日でした。
最近、「物事を知る」ということでこんなことを感じています。
昔昔「知っていることが増えると、知らないことがもっと増える」ということを聞いたことがあります。
僕は一瞬頭が『?』となって、「知っていることが増えたら、知らないことが減るのではないか?」と思ったのですが、近頃「本当にそうだなあ」という気がします。
物事を知らないというのは、「知らないことすら知らない」という状態のことなのですが、いろいろ知っていくと「ではこれはなんだろう?」という疑問が次から次へと湧いてくるのです。
そう考えると、一生の間「ああ、これで十分に勉強をし尽くした。世の中の真理はほぼ理解した」などという事態は、全く生まれる可能性はないということです。
このことに、「そうか!」と気がついたときから、僕は自分がわからないことを人に聞くことを躊躇しなくなりました。
「こんなことを聞いて、『無知だ』と思われたらどうしよう!」といったって、どうせ、みんな何も知らないのですからお互い様ですよね。
世の中、知らないことだらけ。
コンピュータが発達し、インターネット社会になってこの30年の間に、世界中のいわゆる「知識」や「情報」というものの体系化は爆発的に進んでいます。
その情報量は計り知れないほど膨大です。
ということは、多少何かを勉強したからと言って、追いつかないじゃないですか。
とするなら、いっそのこと開き直って「たとえ1mmでも、1つのことでも、今日何かを知ることをとても喜びに感じること」としたのなら、毎日は「知のワンダーランド」「知のテーマパーク」になると思うのです。
脳科学では「あっそうか!」と膝をたたき、頭にピコンと電気がつく現象を「アハ体験」といいますが、好奇心に満ちた毎日が「アハ体験」の連続になると思うのです。
さて今日みなさんは、何を知って「あっ!」と喜ぶ体験をするのでしょうか?
「これはなぜだろう?」と思ったら、すぐに調べたり聞いたりしながら、この「あっ!」とする体験をしてみることをどうぞ楽しんでみてください。
それでは明日も良い1日に!
ごきげんよう!