昨日、私が北海道から飛行機で帰ってきたときに、不思議な出会いがありました。
今年のノーベル賞受賞者で、アフリカのコンゴで紛争によって性暴力被害をうけた女性たちへの治療に尽力してきたデニ・ムクウェゲ医師とともに、人々を救ってきた国際的NGO「テラ・ルネッサンス」を創立した鬼丸昌也君にばったり羽田空港で会ったのです。
それもただ会ったのではありません。私は今年からジャパン・スピリットの活動を始めたのですが、そのことで丁度鬼丸君に会おうと思っていたところでした。
北海道の出張を終え、千歳からの飛行機が羽田について飛行機を降りようとしたときに、私のメッセンジャーに鬼丸君からのメールが入っていました。
それは「今回のノーベル賞の受賞に関して『テラ・ルネッサンス』がテレビにとりあげられるので是非みてください」という趣旨のメールでした。
私は「おお、これは不思議なタイミングだな!」と思って、鬼丸君の携帯に電話をいれました。
「鬼丸君元気ですか?僕も今君に連絡を取ろうと思っていたところでした」と。
「今どこにいるの?」と聞くと、「羽田空港です」と言ったのです。またまた私は驚いて「ええ???僕も今羽田空港だよ。どっちのターミナル?」と聞くと「第二です」と。これまた一緒。
そして到着口を出たところ、そこに鬼丸君がいたのでした。
鬼丸君は熊本からの帰りだったのですが、帰る便を一本早くして、しかもその飛行機が20分遅れたために、不思議なことに羽田に寸分狂わず出会ったのでした。
鬼丸君は開口一番「不思議ですね」ということでしたが、それはこちらのセリフです。
それからターミナルの喫茶店で1時間以上話しこんだのでした。
そのときには、登山家の栗城君の話になりました。鬼丸君は栗城君がエベレストにいく直前に、一緒に講演をしていて二人はとても親交が強かったのです。
ひとしきり栗城君の話をしながら、ついでに私が栗城君から依頼され、指揮をした第九の話をしながら「この間のコンサートの第九の演奏あるけど聞く?」と聞いたら「是非!」ということで、鬼丸君に聴いてもらいました。
スマホでとった簡易な録画でしたが、鬼丸君は曲を聴いている最中も身じろぎもせず聞き入り、終わったあとは天を仰ぎ「すさまじい演奏ですね。何度も鳥肌が立ちました」と言っていました。
今回の演奏はまさに栗城君の魂が導いたものだと思っていますが、鬼丸君と「今日の出会いは間違いなく栗城君が仕組んだことですね」と語りあったのでした。
鬼丸君は、本当に素晴らしい活動をしています。是非みなさんもNGOの「テラ・ルネッサンス」を応援してあげてください。
彼はまさに世界の平和のために懸命に一燈を掲げ続けている人間です。多分ジャパン・スピリットの活動も一緒にやっていくことになると思います。
さてこの日の偶然の出会いがどのような展開になるやら。それこそ「神のみぞ知る」というところでしょうか?
あまりにもびっくりしたので、うれしくなって久しぶりにブログを書きました。
寒くなりましたが、皆様もどうぞお元気でお過ごしください。
(追)先日のコンサートの第九の演奏部分をアクティブのスタッフがこっそり録画していました。正式なものが出るまで、非公式なものですが、もしお時間があればご覧ください。