私たちにとって、「人生の意味」とは何でしょうか。
先日、ある講演会で、私と同じ歳の参加者の方が、「今までの人生、ボーっとして生きてきました。何か人生無駄にしてきたような気がします。振り返ると、何も楽しいことや良いことがありませんでした。今日の話を聞いて残りの人生を有意義に過ごしていきたいと思います」と語っておられました。
これからの人生を有意義に過ごしていくというのは、とても素晴らしいことですが、私は、その方に聞いてみたのです。
「本当に嬉しいこと、楽しいことはありませんでしたか」と。
その日、講演会場の近くでは、きれいな虹が、二重になって空にかかっていました。
素晴らしく美しく、思わずスマホカメラのシャッターを何度も押してしまいましたが、その方に「あの虹ご覧になりましたか」と聞いたら、「もちろん見ました」とのことでした。
「綺麗じゃなかったですか」と聞いたら「綺麗でした」との答え。
「これって素敵なことじゃありませんか」と聞いたら、「そうですね」と笑顔になっておられました。
その方も、その方なりに人生頑張って生きてこられたのです。その人生をどうみるか。
人生に対し「つまらない」と言えば、つまらない人生でしょうし「よき人生」といったら、「よき人生」となるのでしょう。
人生の意味は、それぞれの人が自分で決めることだろうと思います。
「人生は、死ぬまでの暇つぶし」
「人生は人の喜びに貢献すること」
「人生は自分の夢を叶えていくこと」
「人生は自分の才能を最大限に発揮すること」
「人生は自分の魂を磨いていくこと」
「どうせ人生は虚しいものだ」
「人生はどんな人でも、限りない価値がある」
「私の人生は最高だ」
みなさんは、自分の人生に対してどんな言葉を投げかけますか。
是非よき言葉を自分の人生にかけたいものです。
それでは、ごきげんよう。