今、1日の研修を終え、家のリビングで気持ちよく篠笛を吹いていたら、突然リビングのブザーがなりました。「こんな夜の11時になにごとか」と思って、スイッチを押したら、娘が「笛吹く前にすることがあるやろ!」といって、私はハッと我にかえったのであります。
「あっそうだブログを書かねば!」
うっかり笛を吹くのに夢中になり忘れるところでした。
私は昔からフルートを吹いています(今は毎日ほらを吹いていますが・・・・・)。
小学校のころ母がフルートのレコードを買ってきました。マルセルモイーズというフルートの神様が演奏した曲だったのですが、子供心にいたく感動し、毎日毎日フルートを吹いていたのであります。
そして小学校のころ「フルートにかける夢」という作文を書いたところ、それがどういうわけだか総理大臣賞になり佐藤栄作首相から賞状を手渡してもらったことがあります。
私は子供心に「フルーティストになりたい」と思ったのですが、高校の時にもろくも挫折です。習っていた大阪音大の先生に「先生のフルート科の友達は今どうしてますか?」と聞いたところ、「そうねえ、一人は風呂屋の番台をやっているな。それからもう一人は八百屋をついでいるな」と空中に目をみやりながら、ぼんやりとおっしゃるではないですか。
「えっ、みなさんフルーティストになっているのじゃないですか?」と小学6年生の小田全宏少年が無邪気に聞いたところ、
「君ねえ、音楽家になって飯を食べれるようになるためには、才能とお金と運とコネがいるんだよ」というではありませんか。
その瞬間、私の脳裏には、場末のキャバレーで、売れない演歌歌手の後ろでうつろな目をしながらフルートを吹いている自分の姿がありありと見え、総毛立った私は、その瞬間にフルートをやめたのでした。
「あれから30年!(きみまろじゃない)」
46歳になった私は、久しぶりにフルートを吹き始めたのです。アクティブで僕はいつもみなさんに言います。
「チャレンジはいつでも可能!過去は過去。未来は未来。」
私は2007年から演奏活動を始め、2008年にはCDを出し、全国縦断コンサートを敢行し、やがてひょんなことからオーケストラをサントリーホールで指揮し、そしてプロのオーケストラの理事長になり、そして今「篠笛」にはまっているのです 。
人生いつでもリベンジ可能!何事も始めるのに遅くはない。
今日という日は、私たちの残りの人生の中で最も若い日ですから。
この秋から「篠笛ライブ」を開始します。席に限りがありますので、お早くお申し込みください。できれば明日申し込んでください。
明日の午前中に申し込んでいただければ、私の握手つきです。
ん、ところでいつライブするんだったっけ?また連絡します。
さあ、ブログも書いたことだし、これから夜中篠笛をがっつりピーヒャラやりましょう。
よく世の中で「夜に笛を吹くと蛇がでる」ということがいわれますが、あれは「嘘」です。
私は今まで、蛇をみたことはありません。それではまた明日。