私が死ぬ時は

今日は卓球日和でした。それにしても卓球をしていると時間のたつのがあっという間であります。

11時半から2時半までの三時間ほとんど休みなくやるのですが、全く疲れず、いつまでもやっていたい今日この頃であります。
いつも「福原愛ちゃん」のお母さんともダブルスをやるのですが、お母さんはとてもきれいな卓球をされます。このお母さんの球を愛ちゃんが受けていたのだなあと思うと、感慨深いものがあります。
実は今日久しぶりに世界チャンピオンの伊藤茂雄先生が卓球道場にこられたので、早速「よろしくお願いしまーす」といって、稽古をつけてもらいました。ほとんど一年ぶりくらいだったのですが、前のときには手も足もでなかったのですが、今回は結構いい試合になり、心のなかで「ちょれい!」と叫んでおったのであります。

ところでみなさんはどんなスポーツをやっておられますか?
体を動かすことはとても楽しいのですが、よく「人は一生の間に三つのスポーツに出会う」と言われています。誰が言ったのかはしりませんが、自分の体が喜ぶスポーツです。剣道や弓道がスポーツかどうかはわかりせんが、体が「うれしい、うれしい」と小躍りしている感覚です。
私は卓球をしているときに、ずっとラリーをしていると、それこそ頭の中が「ラリってきて」超気持ちいい状態になるのです。
ましてやスマッシュやドライブがパコーンとうてて、その球が相手の横をスパーンとすり抜けていく瞬間には、「あひーーー」と気を失いそうになります。

卓球のありがたいところは、歳をとってもやれるどころか、歳をとっても上手になるところです。
私は間違いなく、去年の自分と今の自分が戦ったら、今の自分が完全に勝つ自信がありますし、来年の自分と今年の自分が戦ったら、間違いなく来年の自分が今の自分に勝つ自信があります。
それは卓球が「100メートル走をしながらチェスをするようなスポーツだ」と言われるように、体力や身体能力だけでなく、いろいろ頭脳を使い、時には「ずるーい」ことも考えながら、やっていくスポーツだからです。

私が一週間に一度いっているタマスという卓球メーカーの卓球道場には、4年前まで「山﨑さん」というおじいさんが通っておられました。歳は85歳です。
そのおじいさんはラケットに「粒だか」という変なラバーを張っていたのですが、そのおじいさんが打つ球を打ち返しますと、「ぼちゃっ」と下におちてしまうのです。
ですので、こっちが、おっかなびっくりポワーンと返しますと、「パコーン!」と打たれてしまうのです。
実は、このおじいさんには私は一回も勝てませんでした。そしてあるときそのおじいさんはぽっくりと亡くなってしまいました。
つまり私は永遠にそのおじいさんに勝つ可能性がなくなってしまったわけです。
今もそのおじいさんの「わははは」といいながら「パコーン」と打つ姿を思い出します。
私もいつの日か、若い人を相手に卓球をして、「あの90歳のじいさん、強いなあ」と言われながら、ポックリと死んで、その若者を悔しがらせてやりたいと思っています。

卓球の後は、月に一回の「全陽塾」で講義をして、またまたがっつりと日本の未来について語って来ました。
来月は国政選挙の次の日ですが、今日はその予測もしておきました。

というわけで、明日もみなさんお元気で!ごきげんよう!