私は長年講演や研修をしていますが、一つの自慢はいわゆる台風や地震などの天変地異で講演先にいけなかったということは一度もないということです!多分6000回を超える研修や講演をしていますから、これはなかなか悪運が強いと思うのですが、
しかし時に「げええええ」と思うことが発生することがあります。
今日私は大阪でアクティブ・ブレイン・セミナーのアドバンス・コースでしたから、朝6時半の新幹線の「のぞみ」に乗ります。そうすると9時に新大阪につきタクシーで約15分で会場につきますので9時半の研修は十分に間に合います。
今日は6時15分には、東京駅についていましたから、「余裕のよっちゃん」で悠々と新幹線に乗り込みました。
そしてやおら、ジャパンスピリットの原稿を書こうと思いパソコンをひろげ熱いコーヒーをすすりながらパチパチとキーを打ち始めたのです。
新横浜を過ぎたあたりで、車掌さんがきて「切符拝見します」というので、私は胸のポケットから切符を取り出して、車掌さんに手渡しました。
その次の瞬間、車掌さんの一言で私の心は一瞬凍りつきました。
「お客さん、この列車間違っておりますが。この列車は『こだま』なんですが、どうしましょう?」
「どうしましょうったって・・・・・」
私は、どこでどう間違ったか「こだま」に乗ってしまったのでした。
「がーん」ときましたが、どうしようもありません。
「ということは何時に新大阪につくのですか?」
「そうですね、静岡でひかりに乗り換えますと10時には新大阪につきます」
「うーん、これではダメだ。9時半の研修には全然間に合わん!」
受講生の方々に一時間待ってもらうわけにはいかない。さてどうしようと思ったのですが、私の頭にピコンとひらめいたのは、「そうだ、オブザーブに来ている講師の誰かに最初の一時間を代役でやってもらおう」ということなのでした。
そして正直に今日のできごとを話し勘弁してもらおうと思ったのです。
そうしますと、今日のアドバンスにはいつもアドバンスをオブザーブして、去年「アドバンス講師養成講座」も受けている「珍獣・ちんちゃん」こと「やまもとゆうか」講師が来ていることがわかりました。
電話で「代役やってくれる?」と頼んだところ「まっかせーてくださーい!」となんとも頼もしい様子でした。
というわけで10時20分、開始から50分遅れで会場に到着して、研修を開始したのでありました。
しかし今回思ったのです。これからアドバンスの講師を本当にきちっと養成しようということです。
次回からは、アドバンス講座の一部分を講師の皆さんに担当してもらい、一つ一つ技術を磨いて行っていただきたいと思うのです。
私も頑張ります。でも私しかアドバンスを伝えられないようではいけません。本当にアドバンスを伝える講師たちを来年は全力でつくらねばなりません。
それにしても「ちんちゃん講師」には感謝感謝です。
そんなことを思った今日でありました。
それにしても、なぜ今日私は電車の乗り間違ったのでしょう…
明日も朝遅れないようにしなければなりません!
といっても明日は、講演は夜で、午前中は卓球の日ですから遅れても誰にも怒られません。
それではみなさん、どうぞ時間におくれませんように ごきげんよう!