仕事が大好き大賞

今日は横浜パシフィコにいって「私は仕事が大好き大賞」にいってきました。これは「炎の講演家」といわれている「かもがしら」さんが主催しています。

「かもさん」いつも元気1000%の人です。僕も大抵元気ですが、彼はほとんど変態的元気さです。

彼はマクドナルドの社員だったころ、ダメダメ店を日本一にして注目され、5年前から独立して講演を始めたのですが、これが大当たりで年間300日講演をしているそうです。

この大会では仕事でいろいろ悩みながら「幸せ」を勝ち得た人たちが5人プレゼンテーターになって数百人の前で話をするのですが、全員「仕事が大好き」なのです。

まあ考えてみると、何のために働くかというのはズバリ「お金」のためですね。お金というのは昔でいえば、お父さんが狩にいったり魚をとりにいくようなもので、生きるための生活のもとなのです。

でもじゃあお金だけが入れば幸せかというとそうではありません。大体世の中に「楽しい仕事」なんというものは一つもありません。「えっそんなことはない!!」と腹を立てたあなた。もう一回いいます。「世の中に楽しい仕事はありません」

だって考えてみてください。みなさんの中で、人前で話をするのが好きな人はどれだけいますか?
もしあなたが「人前で話をするのは苦手!」と思っているなら、僕のように人前で話す仕事はそれこそ「シベリア送り」のようなものじゃありませんか。
だって毎日毎日何時間も何時間も話をし、それも一定の場所じゃないんですよ。昨日は大阪。今日は北海道。明日は鹿児島…
こんな生活まっぴらでしょう。

じゃあ僕はどうかというと、これがこれが楽しいのです。人が自分の可能性を開いて行く姿をみるのはこんなに嬉しくワクワクすることはありませんのよ。
だから喉がつぶれるまで、毎日毎日話をしているわけです。

僕は思うのです。世の中楽しい仕事なんていうものは存在しない。あるのは自分の仕事を「自分自身」がどう感じているかということだと思うのです。
日本では仕事は「神の罰」ではなく、アマテラス大御神もなさっている「聖なる営み」に他なりません。

昔福沢諭吉翁は、「ただ食べるために仕事をするなどというのは獣と一緒だ」といいました。「その仕事を通して、人々の役に立ち、自分の志を遂げ、自分を磨き成長させる場だと考えることが最も大切なことである」というのです。
本当にその通りだなあと思います。

みなさんはご自分の仕事を愛しておられますか?喜びを感じておられますか?もしそうであるなら、他の人がなんといおうとあなたは「幸せ」です。

昔高橋是清もいいました。「大体自分の仕事に対して文句なんていっとるやつはなっとらん。どんな仕事でもそれをありがたいと思い、自分で懸命に研鑽を積み、喜びを感じながら行えば必ずひとかどの存在になる」と。

というわけで昼間の大会はとても楽しいひと時でありましたが、夜は自民党政経塾にいき100人の塾生の前で、今日から始まる選挙について「小田全宏かく思う」をお話ししてきました。

かなりぶっ飛び発言、暴言もしておりましたが、僕ももうすぐ還暦ですから、もうこの歳になったら何をしゃべっても怖いもの知らずです。

選挙が始まりましたから、過激発言は差し控えますが、とにもかくにも今回の選挙の結果によって日本が危機に遭遇しないことを心から祈ります。

それではみなさん明日も一期一会の良き日にしてください。

ごきげんよう!