日々起こることは「必然・必要・ベスト」

超大型台風接近ということでどうなることやらと思いましたが、今日も東京でアクティブ・ブレイン・アドバンス・コースをやっておりました。そしてこんな雨の中みなさん全員参加してくださり、感謝感謝です。

朝投票をしてセミナーにいったのですが、今回の選挙は全くもって変な選挙でした。
突然安倍総理が解散に打って出て、野党はかつては「いつでも解散してくれ。いつでも受けて立つ」といいながら、蓋を開いたら「大義なき解散だ!」といって文句を言う。そして突然「希望の党」があらわれ、そこに民進党がなだれ込み、さあ政権交代かということで、自民党はびっくり仰天! 「しまった解散するんじゃなかった」と思った刹那、小池さんが「排除しますわよ」といい「私は立候補しません」ということで大失速。

ところがそこで、あぶれた浪人衆が苦し紛れに「立憲民主党」を立ち上げると、これが驚きの大ブーム。多分代表の枝野氏は、人生の中でこんなに多くのひとから「枝野コール」を受けたことはなかったのじゃないかと思います。

というわけで自民党大勝ということなのですが、僕はどう思っているかというと、これはこれでいいのじゃないかと思うのです。

といいますのは、もし自民党と公明党以外の野党が一つにまとまるということは共産党も一緒の政権ができるということですから、これに対して民進党の前原代表は小池さんの力を借りてそれは避けようと思ったのでしょう。

ですから確かに希望の党は今回負けましたが、将来「保守」同士の二大政党らしきものができる可能性を開いたのかもしれません。そしていわゆる「リベラル」といわれる人たちが一つの塊を作ったという意味では、国民には非常に見えやすい構造になったような気がします。
しかしそのためには今の小選挙区制は全く合わないと思いますが・・・。

とにかく、これから北朝鮮に向けてアメリカが攻撃をするかもしれないのですが、なんとか日本がアメリカと北朝鮮の仲立ちをして、お互いの落とし所を見つけられればと思うのです。もし北朝鮮が崩壊して武装難民がごっそりと日本に押し寄せてきたら一体日本はどうするつもりでしょうか?
非常に心配です。
しかし、因果はめぐり、いろいろなものが連鎖して動いていきます。
今回の結果がどのような因果をまたもたらすのかよくよく見ていきたいと思います。

さて今日のセミナーの中でとても面白いことをいった受講生の人がいました。
僕が「今までの人生の中でどんな運がよかったことがありましたか?」と聞いたところ、一人の受講生の方が「実はわたしは焼肉屋をやっているのですが、狂牛病が流行りほとんど店が潰れかけたときに、あのアニータが店に来て焼肉を食べたところ、それがテレビに放映されてそれからお客さんがどっときて助かったのは本当に運がよかったです」と言ったのです。

アニータといえば、チリの極悪妻で日本人から何億円もまきあげたとんでもない女だったことはみなさんもご記憶だと思いますが、まさかそのアニータのおかげで店の倒産が免れたひとがいるとは、驚きモモノキでした。

本当にものごとはどのような展開になるか、本当にめぐりあわせというのは不思議なものです。

僕たちの人生は毎日いろいろ「あれーー?!」と思うようなことや「しまった!」と後悔することもしばしば起こりますが、しかし長い目で見て見たら、これもまた人生で、その時々のことは船井総研の船井会長がおっしゃっていたように「必然・必要・ベスト」なのかもしれませんね。

というわけで今日は選挙の日でしたが、当選した人も落選した人もすべて、そういう巡り合わせだったのでしょう。

明日はまた台風が上陸しそうですが、みなさん十分気をつけてください。

それでは明日も良い1日でありますように !

ごきげんよう!