子どもたちの可能性を信じて

みなさん、お元気ですか。

勤労感謝の日は東京でアクティブのアドバンスでした。
会場ぎっしりでキャンセル待ちだったほどの満席状態だったのですが、みなさん熱心に取り組んでくださって全員記憶のエベレスト登頂成功となりました。

実はアクティブをやっていると、様々な人たちが受講しに来ます。
その中で子どもたちについて思うことがありますのです、今回はこんな話しを書きます。

今回書くことは、特定の個人の話ではなく、一般論として読んでください。

まず、当然のことながら、アクティブの参加に対し、子どもたちが自ら進んで積極的に行きたいということはほとんどありません。
当然お母さんやお父さんが「行きなさい」ということで来ることがほんどです。

そのとき、親御さんが事務局に「うちの子どもは全く勉強できないんです!」とか「ずっとひきこもりなのです」とか、「実は発達障害で・・・」とか「全く人とコミュニケーションをとれないんです」などと前もって連絡することが少なくありません。

しかし、実際に子どもたちが来たときに、実に魅力的なすばらしい活躍をすることがしばしばあるのです。

この間も、「うちの子は多動性で他の子どもたちともうかくいかないし、先生からもいつも怒られています」とお母さんから言われて来た男の子がいました。
しかし、その中学生の男の子は、僕の「質問ありますか?」という言葉に対し、「はーい!」と元気良く何度も手をあげ、しかも、なんともいえないユーモア溢れる、また独創的な意見を言うのです。

僕は、「こんな子がどうして、自分のことをダメだと思うのだろう?」と不思議でなりませんでした。
でも今の日本では、こういう子どもたちは生活しづらい環境のようですね。

今は多様性の時代だといわれています。
もちろん多様性というのは、家のゴミが街中にあふれる「おべや」に住んでいて、「これもおれの個性だ!」などということをうそぶいているのは、全く本末転倒なのですが、人の中にある魅力や力というものは、一つのものさしでは測れないものなのです。

もしこのブログを読んでいらっしゃる親御さんの中で、「うちの子は将来大丈夫だろうか?」と心配している方がいらっしゃるのなら、もっともっと大きな心で見てあげたら良いなぁと僕はつくづく思います。

もちろん、本人も家族も「全く問題ない」と思っていても、外から見れば「あれ?」と思う子どもも中にはいます。
しかしアクティブをやっていると、その反対に周囲の人がどう思うかは別にして、非常に素晴らしい可能性を持った子どもたちがたくさんいるということを感じます。

家族というのはかなり身内に対してバイアス(偏見)がかかるようですね。
それが子どもたちの心を縛ってしまっているなぁと感じることが少なくありません。
一度フラットな心で子どもたちを温かい目で見ることも大切なのだろうと思う今日この頃です。

今目の前にいる子どもたちが未来の日本を創っていくのですから、その子どもたちに「自分の可能性を信じてがんばってほしい」と切に切に祈っています。
僕はアクティブを通して、そんな子どもたちの未来のためにも貢献していきたいと想っています。

ところで、最近のブログで、僕の言葉が、なんだか「死にかけの老人の遺言のようになってきた」と思われたあなた!(笑)
まだ死にかけてはおりませんが、未来の日本に想いを馳せることが多くなってきたということなのです。

そういうことで、また今日も良い1日に!

ごきげんよう!