時代の変化を恐れない

今日は東京の八重洲で税理士の先生方の「経営コーチ協会」主宰の全国大会で講演をしてきました。

税理士や会計士といえば、めちゃくちゃ難しい膨大な勉強をしなければなりません。
ですからそんな難しい試験を突破した方々なら、受かった後は、「左うちわ」でパタパタと優雅な生活を送れると思いきや、最近AIというやつがにょこにょこでてきて、そこで「この10年間でなくなる仕事ベスト10」などというものを調査すると、ほとんどの統計に「会計士・税理士」が大体ベスト3以内にランキングされてしまうのです。
10年などでは、そう簡単に状況は変わらないと思うかもしれませんが、考えてみると今から15年前、今のスマホの全世界的普及状況を一般の人で予測した人がどれだけいたでしょうか?

僕も勉強するときにはスマホは結構重宝していますが、いままでだったらその情報に到達するのに何日もかかったものが、今やあっという間に手元にきます。
とするならば、税務の仕事も単に数字合わせだけならば、これは間違いなく機会がやってくれてしまうのです。
でも機械が絶対やってくれないもの。それは相手の気持ちに共感し、相手と一緒に考え、一緒に問題解決の道に導くという作業です。
どんな仕事でも、「人の心」に触れる仕事はすべてなくなることはありません。
そのとき、高度なコミュニケーション力があれば、間違いなくその人はこれからの時代でもとても大切にされることだろうと思うのです。考え方を変えるだけで未来は「不安」から「希望(小池さんではありません)」にたちまち変化します。
そんな話を一生懸命しましたら、後の懇親会でも大反響でした。「未来の道が拓けました」「はっとしました」「まだまだこれから自分も捨てたものではないと思いました」ということで、皆さんに喜んで頂けてよかったなぁと思います。

まあ僕もこれ以上できませんから、お弟子さんたちに活躍してもらうことになろうと思いますが、これからはとにかく人は「自らの心」と「対人関係力」と「未来へのビジョン」を鍛えていかなくてはなりません。
むかし松下幸之助翁は「経営のコツここなりと気づいた価値は百万両」といいましたが、「コミュ二ケーションのコツここなりと気づいた価値は百万両」といったところでしょうか。
皆さんの仕事がうっかり「AI時代に消える仕事」の中にランキングしていても、そこに「高度なコミュニケーション力」が備わっていれば、必ず世の中に必要とされることは間違いありません。
問題は時代の変化に対して「昔はこの方法でうまくいっていたのに」と愚痴を言いながら、何も行動をおこさないことです。
時代の変化を恨むのではなく、そこに果敢にチャレンジする心があればきっと道が開いていきます。
などと偉そうにいいながら、僕も日々「あれええええ、心が囚われていたあああ!」と思うことの連続です。
時代の変化をおそれず、ひるまず「必ず道はひらける」の精神で困難に立ち向かっていってくださいませ。

というわけで今日は結構「偉そうなメッセージ」でした。

それでは明日も良き日にしてください

ごきげんよう!!