ジャパン・スピリット・コンサートありがとうございます!

10月19日、東京文化会館で「ジャパン・スピリット・コンサート」を開催しました。
9月まで緊急事態宣言が出されていたために、どうなることかと思っていましたが、予想をはるかに超える方々が会場においでいただき驚きました。

第一部では、大倉正之助さんの、空気を切り裂くような鼓から始まり、私がフルートで日本の古風景とも言える「木曽節」を演奏し、琴による艶やかな二重奏、そして篠笛で「島唄」を演奏しました。

そして今回、サプライズで、安倍晋三元総理がピアノで「花は咲く」を弾いていただいた映像を、会場で流したところ、皆さん驚き感激しておられました。
これは安倍さんが、私の家においでになった時に、家にあるピアノをみて「小学校一年の時ピアノを弾いていたなあ」と言って、ポンポンと鍵盤を触られた時に、「そうだ、『花は咲く』をピアノで弾いてもらったら、皆さん感動するだろう!」と閃いて、半年間ピアノをお教えしたのです。それこそ超忙しい方ですし、60年以上ピアノには触れておられませんでしたが、夜中や早朝に練習を積み重ねられ、数日前に我が家で収録したのです。本当に素晴らしい演奏でした。

そして、一部の最後に私の音楽パートナーである平野君が作曲してくれた「兆(きざし)という曲を篠笛と琴と鼓とピアノで合奏したのですが、実に気持ちよく盛り上がり、一部は終演しました。

第二部では、私が作曲した交響組曲「大和」を演奏したのですが、開演に先立ち、私がオーケストラの指揮をする元になった「のだめカンタービレ」の武内監督に登壇いただき、私の「変態エピソード」を語り合いました。

今回『大和』の演奏は4回目になるのですが、プレイヤーたちとの息もぴったりで最高の演奏ができたと思います。
次の日、続々と熱烈な感想のメールが届いたのですが、皆さんからの反響の大きさにびっくりしています。

とにかく、このコロナ禍、多くの方々の支えで素晴らしい会を開催させていただいたこと、深く深く感謝します。

今回のコンサートは、これからもアーカイブで見られますので、「小田全宏ホームページ」から、配信の申し込みをしてきいていただければ幸いです。

ただ、今回カーテンコールというクラシックのシステムを使っており、最初「新規会員登録」をしてからの申し込みになりますので、多少手間がかかりますがよろしくお願いいたします。

もし、やり方がわからない時には、事務局まで問い合わせをしていただければと思います。

とにかく、今回ご参加いただいた皆様、また今回この会を作り上げてくださった皆様、心から感謝いたします。ありがとうございました。