今日は久しぶりに『試験対策講座』を実施しました。ジーニアスプログラムはしばしば行なっていますが、この試験対策講座というのは久しぶりでした。
試験というものは、どんなに難しいものであっても必ず答えがあります。
また、試験に受かるためには、受かるための準備をしなければなりません。

私が見ていると、受かるための対策や準備を全くしていない人が大半です。
そして自分自身が頭が悪いと思い込んでいるのです。
これは全くの誤解です。
少し話が大きくなりますが、先日文科省で、小学生や中学生の学力が極端に低下したということが発表されていました。
今から20年以上も前に、「ゆとり教育」と称して、子ども達が勉強をしなくてよいという誤った方式がとられ、しばらくしてその間違いに気づき、取りやめになりました。
ところが昨今では、「課題解決型教育」というわけのわからない方式を導入してこれまた失敗に終わっているのです。
課題解決型というのは、一見聞こえはいいのですが、課題に取り組むためには、基礎的な情報が頭の中にしっかりと入っていなければ、単なる思いつきになるのです。
受験に合格することが、その子の能力のすべてを計る尺度には全くなりません。しかし、かつて「詰め込みは間違いだ」という美名のもとに、脳に正確な情報を入れることを軽視した結果、子ども達の学力が急速に落ちるという結果をもたらしてしまったのです。
本来脳に情報を入れたり、何かができるようになるということは素晴らしいことですし、喜びのはずです。
しかし残念ながら、今子ども達に限らず大人も「勉強は苦痛である」という誤った状況に陥ってしまっています。
これを根本から変えていきたいと思います。
私の人生もこれからどこまでやれるか分かりませんが、全力で取り組んでいきたいと思っています。
今日の講座では、みなさんまさに目から鱗で、今までの勉強に対する誤った思い込みに気づき、喜んで帰られました。彼らが受験に合格することを心から祈っています。
そして夜は、私の音楽活動を全面的に支えてくれた平野君夫妻が家に遊びにきました。
彼らはまさに家族のようなもので、月日の流れの積み重ねを感じます。
平野君は私が作曲した交響組曲大和の編曲を一生懸命やってくれて、彼がいなかったら、私の音楽生活の豊かさは半減していたと思います。
これからも楽しくやっていきたいと思っています。